2013年9月8日日曜日

東京に2020年のオリンピック・パラリンピックの招致決定!!


今回の東京での開催決定の知らせをトルコ・イスタンブールで聞いた。時計の針は、9月7日の午後11時を回っていた。ちょうど、現地のパートナーと遅めの食事をレストランでとって外へ出る時であった。「ニッポン、おめでとう!東京に決まったね!!」と声をかけられた。

フタをあけてみると、日本はイスタンブールに圧勝。イスタンブールとの決戦投票で6036という圧倒的な勝利に終わった。立候補3都市の中からの決定は3回に渡る投票で決められる。1回目の投票結果が、東京42、イスタンブール26、マドリード26。日本は1位ではあったが過半数に至らず、最下位のマドリードを除外して東京とイスタンブールの間で決選投票となった次第だ。

IOCは開催地の盛り上がり、熱心さの度合いについてよく言及する。東京も前回の石原都政のときに落選した際、「地元の盛り上がりなさ」が指摘されていた。今回は東京都も政府も相当その告知・PRに大枚をはたいたと思われる。これで東京に誘致が決まらなければ、猪瀬さんはじめ関係者は大変だったに違いない。

私は9月1日からトルコ入りをしてイズミールで2日間ほど過ごした。その際、地元のある公的機関の担当者にイスタンブールが今回選ばれるといいね?と話しをしたら、一瞬、キョトンとしていた。イスタンブールを離れるとそんな意識が普通かもしれない。その点は日本も同じであろう。その後、イスタンブールで仕事をしているが、日常の中では東京で感じた程のオリンピックに関する露出は少ないのかなという印象であった。

空港近くを走っていると海外の国旗が写真のように一帯に吊り下げられている。World Food食品展示会(9/5-8)がその近くの展示場で開催されているのでその参加国の旗かなと思ってみていた。未だにその旗がオリンピック招致盛上げのためのものか、展示会向けのものか、確認できずにいる。もう一つ、イスタンブール市内を車で走っていて、以前より緑が増えたような気がした。現地の人の話しによるとイスタンブールは緑を増やす努力はしているとのことであった。

 
今回のIOCの投票の焦点は、東京は福島原発事故影響への危惧、イスタンブールはシリア問題や先の暴動など、「安心・安全」が最大のキーワードであった。準備・運営面においても財政面においても、今の日本は最も「安心・安全」が担保できるものと評価される結果となった。トルコの熱心なファンの一人だけに、イスタンブールには是非次回頑張って選ばれて欲しいと思う。

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